■■■ これからが、面白い人生の始まりだ! ■■■


〜 物理頭のシステム屋が、経済の現場を因数分解する 〜

ホ ー ム 職 員 室 学 習 室 実 験 室 図 書 室


実 験 室


ご 案 内

金銭教育


原発避難


家の除染

家の四季

ネット通勤

複利計算

イラスト





【企画・運営】
自立と創造のパートナー
ネクストライフ・コンサルティングのホームページへ

ネクストライフ・
コンサルティング



2012/06/18

進まぬ除染作業と仕事の出発点


 4月16日に立入禁止が解除された南相馬市小高区の現状が、テレビで報道された。小高区は、国の責任で除染作業が実施されるが、一向に作業が始まらない。

 国の担当者の弁明は、「やるべきことはわかっているが、いろいろと障害があり、手続きが進まない」とのこと。

 課題はわかっている。正常時のルールが、異常時の緊急処置を妨げている。正常時の安全ルールが、異常時の安全を阻止している。よくあることである。

 一官僚の判断で、勝手なルール越脱が正当化・常態化されては困る。異常の中で必死に活きる当事者としては、悔しさを押し殺すしかない。

 官僚の上に立つ者が、超法規的な決断を下し、全責任を負わねば事は始まらない。国の担当者におかれては、超法規的な手続きを画策し、一刻も早く上申して欲しい。課題の分析が担当者の仕事ではない。課題の抽出は、仕事の出発点である。

 大飯原発の再稼働が決まった。原発事故被災者の声「結局、(私たちのことは、)ひとごとだったのですね」が印象に残った。私も同感である。

 だが、ここで思考を停止してはならない。被災した当時者が、いま直面する厳しい現実を、非当事者へ、非当事者のわかる言葉で、非当事者のわかる様に、伝えなければ何事も始まらない。残念ながら、現場の現実を伝えられるのは現場の人だけである。当事者のひとりとして、その責任を果たしたい。



    
[2012年]

ピカイチ先生のプロフィールへ
塾 長
(ピカイチ先生)