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東日本大震災から2年が経った。テレビの特集番組で映し出された浪江町請戸港周辺の風景を見ながら、高1の娘に話しかけた。警戒区域の浪江町は、いまも立ち入りできない。
「(ここは)ご飯を食べたところかな?」
「(あそこは)変わり自転車に乗ったところかな?」
津波ですべてを流され、見渡す限りの草ボウボウの風景の中に、コウナゴ丼、うさぎ型の自転車、プラネタリウム・・・・、家族4人で楽しんだ風景が浮かぶ。娘も無言で見入っている。
町役場内のカレンダーが映し出された。「いまもカレンダーは当時のままです」とキャスターが意見する。すかさず、娘が声を上げた。
「(そんな)下らないことを言うな!」
「パパもそう思う」 すかさず、私も声を上げた。
この2年間で、被災者は変わった。厳しい現実の中では、変わらなければ生き残れないからだ。
テレビ局の立場もわかる。被災者の内面の変化を、映像化し言語化するのは難しい。被害者の内面を伝えるには、平均や総数といった数値化も適さない。だが、マスを対象としたマスコミの制約が重くのしかかる。
「速く進みたければ、1人で行け」
「遠くまで行きたければ、みんなで行け」
(「自衛隊の仕事術160の金言集」久保光俊・松尾喬著より)
被災地(みんな)の復興が思うように進まない。被災者(1人)として、私も痛感する。だが、「速く」と「みんな」は対立し、「1人」と「遠くまで」は対立する。
この厳しい現実の中で、被災者は2年間生き続けている。マス(みんな)偏重の政策・報道・支援に悔しさを感じながら・・・・。
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