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東日本大震災の翌日、近所のスーパーの営業開始がテレビのテロップに流れた。1週間の孤立化を覚悟するが、食糧不足が気がかりであった。流れる文字に感謝した。
快晴、駐車場に設置されたテーブルが仮店舗である。売れゆきに合わせて、食糧品が店内から補充される。「100円」「200円」の真新しい値札が付けられている。すべてが、端数ナシである。
会計では、POSレジは使えない。電卓と手提げ金庫、そして店員による人海戦術がすべてだ。決済は現金のみ、電子マネーやクレジットは使えない。
集計係の店員が、電卓で合計額を手計算し、メモを渡す。決済係が、メモを見て現金を受け取る。集計と決済のため、客は進みの遅い行例待ちを2度経験するが、不満をこぼす者はいない。
銀行ATMで、現金を引出せない。当面の買い物は、手持ちの現金だけが頼りである。
わが家では、生活防衛資金として6か月分の生活費を貯蓄している。収入がすべて途絶えた場合でも、6ヶ月は生き残るためだ。
生活防衛資金の一部は、現金で保管している。政府や金融機関の都合で、預金口座から現金引出ができなくなる最悪シナリオ(預金封鎖)を想定している。自分の身は自分で守る、生き残りをかけた危機管理では、厳しい現場を想定した準備がすべてである。
東日本大震災では、生活防衛資金の一部である現金が活きた。震災後も、わが家では生活防衛資金のやりくりを継続している。いまも、この方法が最善策と納得しているからだ。
一昨日(3/16)、キプロスで預金閉鎖が実施された。わが家への直接的な影響はない。万一の場合にも、家計を預かる経営者として、納得のできる準備をし、その責務を果たしているつもりである。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
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