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2017/01/23

原発避難時の「通貨」と「紙幣」と「お金」


 原発避難から教わった。

 原発の状況が分からない。命にかかわる危機と認識しながら、どうするかの判断ができない。わが家は、テレビ報道を信じ、屋内待機を続けていた。

 突然、原発が爆発する映像がテレビに流れた。「わが家は見捨てられたのかもしれない」 妻・息子・娘の顔を見回しながら、静かに漏らした。そして続けた、「明日朝、車で避難を始める。行先は分からない。すぐに準備を始めよう」と。

 避難では、どこで何が起こるか分からない。一人ひとりにリュックを背負わせた。「自分の命は自分で守れ!」 背負って走れる範囲で、必要なモノをリュックに詰め込めさせた。

 貯金箱の中身(お金と紙幣)は、全部を詰め込めさせた。「いざという時の蓄えだから、いま使え」と、息子と娘に言い聞かせた。わが家の生活防衛資金(紙幣)も、妻と私とで分け、各自のリュックに詰め込んだ。

 避難2日目、避難経路脇の「しまむら」に寄る。着替えを全て新調。家族4人分の肌着と上着を購入。高額出費を高額な[紙幣]で支払った。生活防衛資金の[紙幣]である。

 避難途中、コンビニに寄る。その日の分の食料調達。ついでに、店内のATMで[通貨]から[紙幣]への交換を試みた。一部の銀行は、現金引出ができなかった。

 避難時、人間が背負える荷物には、限りがある。[お金]も荷物のひとつだ。(だから)避難時には、軽くて嵩張らない[紙幣]が必要となる。

 避難時には、硬貨の[お金]は十分に背負えなかった。
 避難時には、高額の[紙幣]が必要となった。
 避難時には、記号の[通貨]は一部が使えなかった。



    
[2017年]

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