|
実 験 室
ご 案 内
金銭教育
原発避難
家の除染
家の四季
ネット通勤
複利計算
イラスト

【企画・運営】
自立と創造のパートナー

ネクストライフ・
コンサルティング
|
|
東日本大震災から教わった。
震災の翌々日、テレビのテロップがスーパーの一時再開を知らせた。食料買出しのため、徒歩で出掛けた。すぐ脇を通る常磐線の線路には、列車が置き去りになっていた。
駐車場の一角のテーブルに、商品が並ぶ。建物内は立入禁止。商品は食料品のみ。品切れになる度に、店員が建物内へ商品を取りに行く。
レジ機は使えない。会計はすべて手計算。非常時の現場では、人海戦術がすべてだ。商品を陳列する前に、店員が商品に値札を貼る。値段に端数はない。人海戦術には、現場の決断(やめることを決める)が欠かせない。
「支払は現金のみです!」 店員が大声でアナウンスする。
『非常時には、記号化された[通貨]は使えない!』
人間は、電子データを読めない。人間は、バーコードを読めない。(だから)当たり前のことである。
「つり銭が足りません!」 店員が大声でアナウンスする。
『非常時には、高額の[紙幣]は使えなくなる!』
オニギリを買うのに、1万円札で「おつりは要りません」とは言えない。つり銭をなくすため、商品を買い占めることもできない。(だから)当たり前のことである。
『非常時には、硬貨の[お金]が必要となる!』
震災直後は、生き延びることが第一。市場への期待は、食料調達。その日の分の食料調達だ。市場でのやりとりは、原点へと一気に回帰した。やりとりの原点は、物々交換だ。(だから)当たり前のことである。
非常時の現場では、[通貨]は使えなかった。
非常時の現場では、[紙幣]が使えなくなった。
非常時の現場では、[お金]が必要となった。
|

塾 長
(ピカイチ先生) |
|
|