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津波被害で不通になっていた常磐線(相馬〜浜吉田)が復旧した。
震災当日、海岸に隣接する新地駅は、津波の直撃を受けた。停車中の列車は、駅舎とともに原型を留めない姿となった。
近辺の踏切は遮断機が降りたままとなり、逃げる車の渋滞が続いた。多くの仲間が逃げ遅れ、悔しい思いをした。
妻と二人で、新地駅で開催された常磐線再開通記念イベントに参加した。原ノ町駅から列車に乗り込み、新地駅へ向かった。
「この列車は、仙台行きです」
車内放送の『仙台』の一声に、込み上げるものがある。
多くの市民が迎える中、列車が新地駅に到着した。新地駅は無人駅だ。だが、今日だけは特別。多くの駅員が働いていた。
新地駅は、内陸へ移動した。駅とその周辺は盛り土され、かさあげ工事が進行中である。文字通り、ゼロからの再出発中である。
駅前にあるのは、駐車場のみ。駅舎以外の建物はない。自動販売機もない。水分補給ができずに、苦労した。
お目当ての室屋さんのエアショーが始まった。
間近に見るアクロバット飛行に言葉を失う。撮影を打ち切り、目の前の現実に集中した。エンジン音のオン・オフ。音の演出に遅れて、飛行機が飛行体へ、そして飛行機へ再生する。
「すげぇ〜」
やっと絞り出した言葉である。
世の中には、すげぇ〜人間がいる。自分は、机上の専門家ではない。現場の職人だ。エアショーから、「さあ次はお前の番だよ」と発破をかけられた。
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