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高校の家庭科教科書を見せながら、帰省した息子(大2年)に質問を続けた。
「お金の役割の2つ目に『価値の尺度』がある」
「商品の価値を、お金という尺度ではかることができる」
「日本のお金の単位は『円』」
「だから、商品の価値を『円』で表記できる」
「さて、お金のどこに、『円』を使わせる権限があるのかな?」
沈黙が続く。しばらく考えさせた後、話を続けた。
「実は、お金には『円』を使わせる権限はない」
「売り手が、勝手に、商品の価値の尺度を決める(選ぶ)」
「『ドル』が欲しい売り手は、『ドル』で表記する」
「『ユーロ』が欲しい売り手は、『ユーロ』で表記する」
「日本国以外では、『円』で表記されていないのが普通だ」
「会員ポイントが欲しい売り手は、『ポイント』で表記する」
「『円』を欲しいと思わない売り手は、『円』で表記しない」
「ところで、いまお前が着ている服はいくらかな?」
「その服が欲しいのだが、値札がないので困っている」
「なぜ値札を付けていないのかな?」
「売る気、つまりお金と交換する気がないからだよね」
「世の中には、お金で価値を表記していないモノが多い」
「利用者(売り手)が」
「『お金より価値がある』と判断しているからだ」
「モノの価値は、利用する人の主観で決まる」
「モノと自分とのかかわり方で決まる」
「お金(客観)で表記した価値より、」
「高い人もいれば、低い人もいる」
「だから、世の中の一部で、」
「売買(お金とモノとの交換)が成立している」
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(ピカイチ先生) |
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