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2011/08/22

帰宅準備と放射線対策


 放射線の勉強を始めた。「自宅で安全に暮らせるか」の問いへの判断材料を得るためだ。

 勉強を始める前に、「どのように勉強するか(戦略)」を決めた。情報過多の現在、戦略なき情報収集は悲観論と楽観論の二項対立に巻き込まれる。結果、議論だけ白熱し、決断が先送りされる。

 現場にいる当事者としては、一刻の猶予もならぬ。決断し即行あるのみだ。「帰宅するか・しないか」の決断が目的であるわが家にとって、議論する時間的な余裕はない。

 戦略を「実測データで裏付けされた仮説のみ参考にし、意見は参考にしない」とした。そして、具体的な勉強方法(戦術)を「読書のみ」とし、インターネットとマスコミによる情報収集をあえて封印した。

 放射線がわが家に及ぼすリスクは、直接的(物理的)なモノだけに限らない。経済的なモノや精神的なモノもある。また、わが家を脅かすリスクは、放射線だけに限らない。家庭の中では、病気・交通事故・収入の不安定など。家庭の外では、財政危機・通貨危機・中国問題・中東問題など。

 わが家が保有する資源には限界があり、放射線対策へ投入できる資源にも限界がある。放射線対策の具体策は、他のリスク対策とのバランスを考えつつ、悲観論と楽観論と間でわが家に適したバランス点を模索することになる。

 家庭の中の一人の「作業者」としては、「完全な安全」を望みたい。だが、家庭の「経営者」として、厳しい現実の中で次善の策を決断することになる。

 将来のために、決断の先送りを許さない。完璧な策を求めて、何もしない・何もできない状態に陥るのだけは避けねばならい。「経営者として決断のタイミングを逃してはならない」と自分に言い聞かせた。



    
[2011年]

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