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鉢呂経産相が辞任した。国政への思いは、「いい加減にしろ、(もっとしっかりしろ)」との怒りから、「(現場の)邪魔だけはしないでくれ」と悲願に変わる。
避難生活で利用したタクシー、そのときの運転手との会話を思い出した。
避難から1カ月、上越市の方々から大変なご支援をいただいている旨を運転手に伝え、お礼を言った。中越地震の被災者として、原発を抱える地域民として、当事者・現場目線での支援がありがたいと・・・・。
運転手は、家族の安否と自宅の被害状況を尋ねた後、ねぎらいの言葉を掛けてくれた。そして、運転手は続けた。
「お互い様です。こちらで何かあったときには、(避難させていただくので)よろしくお願いします」と。
現実の厳しさを体験した地域民の代表として、その自覚ある気遣いにあらためて感謝した。被災現場や避難生活では、個人ではどうにもならい厳しい現実と日々直面している。
「そのときにはどうぞ(お越しください)。そのときがない方がいいですが・・・・、(でも起きることですからね)」
避難生活では、避難地の方々に大きな借りができた。個人では背負えない大きさだ。わが家の自立、そして地域の自立なくして、恩返しも叶わない。
借りを返せるのは、ずっと先になるだろう。自分の人生においては叶いそうもない。もしかしたら、ひ孫の世代に託すことになるかもしれない。
被災者としての思いを、当事者・現場の感覚を失わずに、次の世代へ継承する責任を痛感している。次の世代に「邪魔だけはしないでくれ」と言われない自覚を忘れずに・・・・。
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