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原発事故では、いろいろな方からご支援をいただいている。だが、緊急時避難準備区域の特殊性については、世間の理解は薄い。
区域内(自宅)に滞在する条件は、「原発で緊急事態が発生したときに自力で安全な場所へ避難する」ことだ。自力避難が困難な子供たちは、原則として滞在できない。だから、区域内のすべての小中高校も閉鎖した。
一方、車等で自力避難が可能な親たちは、滞在が許される。この中途半端さが、子供たちに合わせた「強制避難」という行動実態と、親の基準に合わせた「自主避難」という世間評価との不整合を生んだ。親たちは、世間から孤立した状態で、重い選択と責任を強いられた。
地元に残った親は、将来のわが子の健康被害を懸念し、自分の選択に対して自問自答する。避難した親は、未知の環境へ突然放り込んだわが子の現在の精神被害を懸念し、自問自答する。どちらを選択しても、親の苦悩は続くが世間の評価は厳しい。
今回の震災を機に、「家族の絆」と言われ出した。だが、緊急時避難準備区域の子育て家族は、親と子を引き裂く社会制度と、そこから生じた確信を持てない選択から、後悔と不安のなかで日々葛藤している。
緊急時避難準備区域という言葉は、早くも死語となりつつある。だが、その特殊性が子育て家族の絆を揺るがしたため、子育て家族の苦悩は生涯続く。
気付かれないマイノリティーの現実を、帰宅を選択した当事者として後世に語り継ぐ責任を感じる。移住を選択した子育て家族の新天地での活躍も祈りながら・・・。
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