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息子(原町高校)の卒業式が、自校の体育館(震災で犠牲になった仲間を皆で送り出したところ)で行われた。卒業生の数は、入学時の半分。校長の式辞では、転校先で卒業を迎えた前在校生への一言も添えられた。
原発事故により、生徒はバラバラになった。緊急時避難準備区域の指定により、自校は閉鎖され、区域外の間借り校舎での授業が続いた。
式典後の最後のホームルームで、担任教師の言葉が心に残った。
「どうしても、(オレは)この校舎で授業を再開したかった。」
「この1年間、(お前らは)この学校で辛い想いだけをした。」
「でも、考えて欲しい。」
「震災前の2年間、」
「(お前らは)この学校でたくさんの楽しい想いをした。」
「その事実を、思い出して欲しかった。」
「その事実を、忘れないで欲しかった。」
校長の悔しさ、担任の悔しさ、保護者の悔しさ、卒業生の悔しさ、それぞれの悔しさを察し、目頭が緩んだ。
震災前への想いが、悔しさを生む。その悔しさが、震災まで生きた証でもある。だが、震災前へは決して戻れない。厳しい現実が、震災前と震災後を引き裂く。
だが悔しさは、震災後のいまを活きる原動力ともなる。将来が見定まらない中で、無いものネダリの甘えを吹き飛ばし、想定外や風評被害を言い訳に立ち止まることも許さない。平時の思考を、異常時(厳しい現実)へ切り替えてくれる。
「加害者である現役世代として、(自分は)いま何をすべきか?」
目の前の卒業生に、「(お前らに)恥じない後姿を見せます」と誓った。
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(ピカイチ先生) |
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