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2006/06/19

肩たたき券と足もみ券


 わが家では、お小遣い制を実施している。中学一年の息子は月額1,000円、小学四年の娘は週額140円である。全国平均に比べ、ほぼ半額と少ない。

 各自、貯金箱とお小遣い帳を持っており、それなりにやりくりしている。お小遣い帳は、金融広報中央委員会から無料で配布されたものを使っている。正直、お小遣い帳を記入しているかは定かではない。記帳することよりも、やりくりすること(=自分で考え行動すること)を大切にしているので、チェックもしていない。

 最近、欲しいモノが増え「○○と△△が欲しいのだけど、どちらにするか悩んでいる」と相談を受けた。心の中では「もっと悩め」と思いつつ、「両方を得る方法も考えてみたら、パパが喜ぶことしてくれたらお駄賃あげるよ」と助け舟を出した。

 早速、娘が「肩たたき券、一枚10円」を売りに来た。カラフルな手書きの券である。しっかりと、偽造防止用に娘専用の印鑑が押されていた。意地悪な親は、子からの信用はゼロである。

 負けじと息子が「足もみ券、一枚10円」を売りに来た。素っ気無い手書きの券であるが、息子専用の印鑑はしっかりと押されていた。裏を見ると、通し番号が書かれている。理由を聞くと、コピーをしたのを見つけられる様にと言われた。ココまで来ると、親として複雑な気分となった。

 いろいろな技術が発達して、とても便利な時代になった。われわれの子ども時代とは、生活様式が大きく異なる。今の生活様式を当然のモノとして育つ子どもらには、われわれと違う世界が見えているのかもしれない。彼らが創るこれからの社会への期待と同時に、置いてきぼりをくらう不安が膨らむ。

 不安解消にはどうすればいいのか? 子どもらから「もっと悩め」と言われたような気分になった。



    
[2006年]

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