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夕飯を食べながら、高2の娘に話しかけた。
「問題を出します」
「『1+1=2』だよね」
「では、この理論が成立つ『前提』は何かな?」
娘がキョトンとした表情を浮かべ、沈黙する。
「理論が成立するためには、必ず前提となる条件がある」
「『1+1=2』理論の前提は、『均一性』と『独立性』だ」
「1個のリンゴと1個のリンゴを合わせると、」
「2個のリンゴとなる」
「(では)」
「1個のミカンと1個のバナナを合わせると、どうなるかな?」
「2個のミカンにはならないし、2個のバナナにもならない」
「ミカンとバナナと間には『均一性』がないからね」
「(では)」
「1塊の粘土と1塊の粘土を合わせると、どうなるかな?」
「2つの塊を合体して、1塊の粘土になる」
「粘土と粘土との間には『独立性』がないからね」
「私たちの暮らしは、」
「『多様性』に富み、互いの『依存性』に支えられている」
「(つまり)『均一性』の前提も、『独立性』の前提もない」
「(だから)『1+1=2』の理論は通用しない」
「ここからが大事だ(だからよく聞け)」
「理論には必ず『前提』がある」
「前提の多くは、『時間』と『場所』を限定する」
「(だから)」
「『ある時』『ある場所』を超えると、理論の多くは自壊する」
「『常識』は、過去の成功体験から生まれた理論だ」
「(だから)常識にも必ず『前提』があり」
「常識も自壊する運命にある(諸行無常)」
「(だから)時代の変わり目では」
「理論の『主張』を鵜呑みにせず」
「理論の『前提』を疑うことが大切だよ」
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(ピカイチ先生) |
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