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ある社長さんから教わった。
「アスクル物流倉庫火災では、鎮火に3日もかかった」
「広大な倉庫は、全焼した」
「(ところで)なぜ、部分延焼で済まなかったのかな?」
「防火シャッターの6割が、閉まらなかったとのこと」
「物やコンベヤーが間に挟まって、」
「閉まらなかったシャッターが約20カ所もあったとのこと」
「工場の現場管理者からすると、考えられないことだね」
「(工場では)防火シャッターの可動域は、『物置き厳禁』だ」
「黄色のゼブラゾーンにして、可動域を周知徹底している」
「(万一)ゼブラゾーンに物が置かれていたら、」
「危険を察知し、即座に対策が施される」
「(ところで)なぜ、アスクル物流倉庫では、」
「防火シャッターの可動域に、物が置かれたのかな?」
「防火シャッターは、個々の空間の[境界]だ」
「効率を求める平時には、[境界]は厄介モノだ」
「平時には、集中型システムが重宝される」
「規模を拡大することで、効率化を実現できるからね」
「(そして)規模を拡大するため、[境界]の撤去を求める」
「(だが)集中型システムには、大きな落とし穴がある」
「集中化(規模拡大)が進むと、」
「非常時(災害時)に、全滅する危険が高まることだ」
「(だから)非常時に備えて、分散型システムも要る」
「全滅を回避するため、[境界]による分散も要る」
「防火シャッター(境界)は、」
「いざといときに、必要不可欠な完全装置だった」
「ここからが大事なことだ(だからよく聞け)」
「(ところで)私たち人間には、とても悪い癖がある」
「私たちの[頭]は、同時に複数のことを考えられない」
「(このため)ときに平時に、ときに非常時に、偏重する」
「アスクル物流倉庫火災は、平時に過剰適合した結果だね」
「私たちは、人類の智恵として、」
「いろいろなところに[境界]を積み上げている」
「国境や通貨圏もそのひとつだよ」
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(ピカイチ先生) |
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