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2012/09/24

道具の携帯性と避難生活


 わが家の資産運用では、リターンよりリスクに重点を置いている。動乱の時代、「致命傷の回避が第一」と考えている。

 原発事故による避難生活では、携帯性のない資産の脆弱性を思い知らされた。マイホームは、資産価値(財産権)と利用価値(所有権)を失った。

 携帯性のないモノの脆弱性は、日常生活で利用する道具にも及んだ。場所が変われば、気候も文化も異なり、生活基盤も異なる。自ずと、道具に求められる要件も、道具が使える前提も異なる。

 避難先(新潟県上越市)は豪雪地帯、冬は四輪駆動の車が必須。わが家の愛車では、冬を越せないことを知った。

 銀行預金からの現金引き出しも一苦労。利用銀行の支店はなく、コンビニのATMを利用するが、毎回の手数料がバカにならない。記帳はできず、履歴管理は非効率を極めた。

 高速のインターネット接続は、避難所では利用不可。パソコンは稼働したが、業務を完結できない日々が続いた。

「いつでも避難はできる」とたかをくくる人がいる。だが、現場は頭の理解どうりには動かない、納得できないことの連続である。生き残るには、準備し、実行し、反省し、見直す。PDCAサイクルを積み重ねるのみだ。

 わが家では、避難生活の反省から対策を積み重ねている。車種の変更、メガバンクへの決済の集約、携帯電話による高速インターネット接続、などだ。

 世の中はよくできている。目標を決めれば、それを叶える道具が必ず見つかる。自分と同じことを考える者が必ずおり、自分より先を行く者が必ずいる。先人は智慧を凝集し道具を造り、自分を助けてくれる。

 自分にとって大切なことは、現状に満足せず、不平を言わず、新たな目標を常に持ち、一歩一歩確実に、成長することだ。



    
[2012年]

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