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わが家では、テレビのクイズ番組を家族で見る。回答が見つかると我先に答えを言い合う。親も子に遠慮することなく、答えがわかった時点で回答する。小四の娘は「大人気ない」と不満を言うが、私は「早い者勝ち」と言って譲らない。
先日、漢字検定試験の出題から読み方を当てるクイズ番組を見た。私が正解を言うと、娘がすぐに文句を言う。「この漢字まだ習っていない」。負けず嫌いの娘のお決まりの反応である。
「習ったか習っていないかは関係ない。出来たか出来ないかだ!」と即座に私は切返した。いつもはここで反論する娘が、黙っている。一人で何かを考え始めた様相である。
次の問題で私が不正解を言うと、今度は中一の息子が茶々を入れる。「お父さん間違い」。息子の反応はいつも言葉が少ない。
「こんなの出来なくてもよい。全てが出来る必要はない!」と切返す。いつもはここでスネル息子が、「今日は気分が悪い!」と感情をあらわに反発した。
久しぶりに子どもらに勝った気分で、爽快感が走る。私の『我がまま』発想に、子どもらは何かを気づいてくれたのか?
世の中には完璧なものはない。親とて同じである。ましてや、教師・学校・会社・国も完璧なはずがない。子どもらには、人の言うことや社会のしくみを鵜呑みにせず、自分で考える習慣を持って欲しい。しっかりと現実を観る力を身に付けて欲しい。
親として信頼されている限り、子育て失格である。わが家の子育て奮闘記はまだまだ続く。
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(ピカイチ先生) |
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