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2007/04/16

消防車の乗物


 子育てで不要になったものを整理している。ベビーベットやオマルといった赤ちゃん用品と、幼児用のおもちゃが対象である。再利用できる大物はリサイクルショップに持込み、おもちゃは廃棄することにした。

 子どもが乗っていた消防車の乗物も廃棄すべく、捨てることに同意した中2の息子に小さく分解することをお願いした。すると、「自分の思い出を壊すようなことはできない」と拒絶された。おもちゃ売場の消防車の前で立ち尽くす息子の姿を想い出した。

 息子の一言に反省して、消防車もリサイクルショップに持込むことにした。今までのお付き合いに感謝を込めて、綺麗に清掃することにした。清掃担当は小5の娘である。

 歯ブラシで埃を払い、スポンジで洗浄し、乾拭きし、不要シールを剥がして、仕上げに色あせた模様を筆で修正する。作業は数日間続く。娘の頑張りを見て、ついつい私もお手伝いをしたくなる。「早く良い人に買ってもらえるといいね」と、手放す消防車にも愛着が増す。心豊かなひと時を実感する。

 子は親の鏡として、自分の悪い癖を教える。同時に、目まぐるしい生活の中でどこかに置き忘れた「無邪気さ」も教えてくれる。今を楽しむための知恵を思い出させてくれる。親は子育てを通して、自分の生き方を反省する。

 親も日々成長すべく学び続ける必要がある。頭が固くなった分、子より謙虚さを持って・・・・。



    
[2007年]

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