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2007/05/21

金銭教育


 NPO日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の福島支部の幹事会に、オブザーバーとして参加した。出席者は、福島県内で活躍されているFP有資格者で、税務・保険・不動産などの専門分野で実績豊富な方々である。

 会合の合間に金銭教育について情報交換をした。世の中の多くの方に金銭教育が誤解されていることを、私たちは危惧している。金銭教育とは、「働かずにお金を儲ける教育」と捉えられている。

 国からの「貯蓄から投資へ」の合言葉のもと、投資信託の売上げは順調に伸び、70兆円を超えた。一方、投資教育の必要性が増し、各種の金融機関や雑誌・マスコミで投資(私に言わせれば投機)に関するノウハウや情報を提供する機会が増えた。

 多くの方々が、金融機関などが提供するこれらの金融教育や投資教育(投機教育?)を金銭教育だと受け止めている。多くの個人が、金融機関の商売戦略に上手く洗脳されており、とても残念な結果である。

 お金とは、豊かな人生を実現するための「手段」である。これが金銭教育の原点である。一方、現在人気を集めている金融教育・投資教育はお金が「目的」となっている。これに洗脳されるとお金のための人生となり、人生の幸せを忘れがちになる。

 お金には、われわれの欲望を高める魅力がある。だから、お金と上手く付き合うには感情の鍛錬も大切となる。人生に主眼を置き、お金を手段と捉える鍛錬が大切となる。

 金銭教育を普及させる難しさは、人生の価値観の見直しを伴うところにある。われわれは過去のしがらみを捨てることに恐怖心をいだく。この恐怖心を上手く取り除いていくことが、金銭教育を行う上でわれわれFPに課せられた役割のひとつである。



    
[2007年]

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