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息子(中一)と娘(小5)と一緒に、近所のスーパーにアイスを買いに出かけた。いつもなら「僕は行かない」と素っ気無い対応の息子が、珍しく付いてきた。
娘とアイスを選びレジに向かう。突然、姿を消していた息子が「ちょっと来て」と文具売場へ誘い込む。「お父さん、コレどう?」とシャープペンをすすめる。2色ボールペンとシャープペンが一体になったもので、ゲルグリップである。
「一本で赤と黒のボールペンとシャープペンが使え、握りが柔らかく書きやすいペンがあるといいな」と呟いたことがある。この言葉を息子は聞き留めていた。該当する商品を探し出し、私にすすめてくれた。嬉しさを隠しながら黙っていると、「父の日のプレゼントに僕が買って上げる」と。
息子のお小遣いは月に1,600円。クラブのバトミントンの維持費(ガットの張替え費など)も含むので、やりくりは相当大変である。その中から父の日のプレゼントとして、900円を出してくれた。
帰りの車の中、娘が父の日に欲しいものを聞いてきた。「お兄ちゃんと一緒にペンを買ってくれない?」と助け舟を出すと、キッパリと拒否された。「母へのプレゼントと金額が違ってしまう」と。
母の日のプレゼンに、娘と私とで名刺入れを買った。娘は1,000円を出し、私は800円(面目ない)。これに比べ、ペンを兄と折半すると安すぎると娘は主張した。
娘の小遣いは月に650円である。プレゼントの出費は兄以上に大きい。しかし、笑顔で「プレゼント何がいい?」と聞いてくる。
お金は「道具」である。「損得」を捨てると「徳」が得られる。理屈で理解しようとする己の浅墓さを、息子と娘から教わる。二人の「無邪気さ」こそ、何よりもの父の日のプレゼントである。ありがとう。
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