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2007/07/30

リトマス試験紙


 家族4人、テレビで理科の実験教室を見た。鹿児島特産の紫イモに、お酢をかけると赤く変色した。酸性の酢に紫イモの色素が反応したのだ。リトマス試験紙と同じ原理である。

 リトマス試験紙には、赤と青の2色がある。赤色リトマス試験紙は、アルカリ性に反応して赤から青に変色する。青色リトマス試験紙は、酸性に反応して青から赤に変色する。

 子どもらに憶え方を教える。信号機は、「赤」から「青」に変わると「歩く(アルカリ性)」と。

 早速、確認問題を出す。青色リトマスを赤に変えるのは「酸性」か「アルカリ性」か? 小5の娘が自慢気に「酸性」と答える。 正解!

 続いて意地悪問題を出す。赤色リトマスが変色しなかった液体は、「酸性」か「アルカリ性」か? 「酸性」、娘が即答する。 不正解! 力強く意地悪父さんが返す。

 納得のいかない娘を横に、「酸性」か「中性」と中2の兄が答える。 正解!

 負けず嫌いの娘は、間髪を入れずに反論する。お父さんの問題がいけないと。ごもっともである。しかし、世の中はそんなに甘くない。質問が間違っていることなど多々あるからだ。質問の誤りを捉えるのも、回答者に責任がある。

 意地悪な父親は娘の反論に応える。質問に誤りがあることに気づかないのが悪いと。 毎度のことながら、娘は不機嫌さを全身で表現する。

 続いて応用問題を出す。目の前にあるウーロン茶のペットボトルを差し、このお茶の色は「白」か「赤」か? 娘が「両方違う、茶色」と答える。 大正解! 娘の機嫌は治った。

 学校では、正解のある質問を受ける機会が多い。しかし、世の中には正解のない質問も多い。社会の不確実性が増す中、正解のない質問に直面する機会も増えている。その分、『自分で考える力』と『不安と付き合う力』の必要性が増す。このことを、子どもらに教えながら自分にも言い聞かせている。



    
[2007年]

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