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娘(高3)の受験勉強が本格化してきた。志望校の選定の前に、受験科目の絞り込みをしているようだ。
夏休みで、息子(大3)が帰省中である。家族4人での夕飯時に、受験勉強を話題にした。
「受験科目は少ない方がいい」
「(なぜなら)科目を絞り、効率的に勉強できるからね」
「(さて)本当かな?」
しばらくの沈黙の後、話を続けた。
「受験科目は多い方がいい」
「(なぜなら)1科目で失敗しても、致命傷を負わないから」
「それは言える!」 息子が即答する。
息子は、大学センター試験で大失敗を体験した。ポイント稼ぎを期待していた得意科目で、単純ミスから大失点をした。
投資の教科書で[分散投資]の大切さを教わる。私たちには、「好きなリターンに囚われ、嫌いなリスクを忘れる」という悪い癖がある。気づくと、必要のない効率化を積み上げ、手に負えない危険を抱え込む。原発事故はその典型だ。
「すべての卵をひとつの籠に盛るな」 投資の教科書でよく引用される格言である。
私たちは、「明日はどうなるか分からない」という不確実性(=リスク)の中で生きている。この現実の中で生き残るには、[分散投資]の智慧が欠かせない。
鶏を飼う家庭では、日常の家事手伝いの中で、親が子に[分散投資]の大切さを伝える。「わが家では、いつ伝えられるか?」と危惧していた。
息子は、受験の失敗体験から、[分散投資]の大切さを五感で感じた。親として支援できることは、感じたことを智慧に導く[気づき]を与えることだ。親として準備できることは、その機会を[待つ]ことだけである。
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塾 長
(ピカイチ先生) |
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