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2011/10/10

除染作業と加害者


 芝刈りを始めた。避難中伸び放題であった芝は、背丈が20cmを超えている。最早、立派な草である。

 電動芝バサミを購入したが、芝刈りの前に草刈りが必要と判明。枝切り用の大きな剪定鋏を使い、1日がかりで草刈を完了した。

 翌日電動芝バサミで芝刈りを再開するが、パワー不足で芝に負け刈れない。仕方なく、芝バサミを使い手で刈り始めた。

 芝に座り込み、シャリシャリと音を立てながら、ゆっくりと芝刈りが進む。モグラの襲来と勘違いし、ミミズが地中から這い出してくる。原発事故前と変わらぬ風景である。

 植物・虫たちは、原発事故前と変わらぬまま、私たちと接している。だが私たち人間は、原発事故前と全く違う方法でしか、彼らと接する術がない。

 以前のように植物・虫たちと接したい。次世代の子供たちにも、植物・虫たちと接して欲しい。そんな思いから、除染をする手に力が入る。 元に戻さねば・・・・と。

 原発事故では、私たちは被害者で、東電が加害者である。だが、現世代である私たちは、次世代の子供たちに対しては加害者である。

 除染作業は現世代の責任であり、次世代の子供たちへ償う方法は他にない。個人宅の除染は自己責任・自己負担と言われても、除染をやり通すだけである。 元に戻せる・・・・と信じているから。



    
[2011年]

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