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4月から下宿生活を始めた息子(大学1年)が帰省した。原発事故の警戒区域見直しで、立ち入りが許可された南相馬市小高区を二人で訪ねた。
4月16日、小高区への立ち入りが可能になったこと。津波被害の現実が、1年前のまま広がっていること。駅前商店街の地震被害が大きいこと。自分の目で確認したことを説明し、息子に問うた。
「小高区へ行くか?」
「うん、行く」 息子が即答した。
豪雨の中、車で小高区へ向かう。立入禁止のバリケードの跡地を通過する際には、胸に込上げるものを感じ目頭が緩む。息子も黙って、車窓の風景の変化に見入っていた。
しばらくし、息子がポツリとこぼした。
「テレビは、(南相馬市の)本当のことを伝えてくれない」
「新聞は、(南相馬市のことを)取り上げてくれない」
「(南相馬市のことが)何もわからないのが辛い」
津波で被害を受けた住宅、散乱する車、地盤沈下で水が引かない広野、そして地震で崩壊した商店街、1年前から手付かずの現実が目の前に広がる。
目の前の風景の中にあった震災前の日常生活と、いまも続く避難生活。この現実の中に生きる者の悔しさ。この悔しさを共有できる被災地の若者たちの力を信じ、南相馬市の未来を信じている。
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